- 出待ちは迷惑?結局やってもいいの?
- 出待ちをされる側の気持ち
- 出待ちするときのルールはあるの?
「大好きな俳優さんと舞台以外の場所で知り合えたら」…この願いは、ファンの皆さん共通ではないでしょうか。
俳優さんと舞台以外の場所で会える「出待ち」。
「マナー違反だ」という人と「禁止されていないからOK」という人がいますが、結局どちらが正しいのでしょうか。
この疑問に正解はないですが、管理人は出待ちをしません。おすすめもしません。
ファン歴14年の管理人が、出待ちの是非について深堀して考察します。
Contents
すべての出待ちが禁止ということではない|OKの場合も
一般的に、「出待ち=よくないこと」という認識が強いかなと思います。
しかし、全公演が公式アナウンスで禁止されているわけではないのです。
例えば、宝塚歌劇団の場合「ファンクラブに入る」「事前にアポをとる」などのルールがあれど、規則に従えば出待ちをすることが可能です。
一方で事務所や俳優さん、団体によっては明確にNGを出しているものがあります。
有名なミュージカル劇団だと、劇団四季は出待ちNGです
スタッフよりお知らせ pic.twitter.com/JSAq0Neyuj
— 海宝直人(Naoto Kaiho) (@naotosea) 2019年2月13日
大人気ミュージカル俳優の海宝直人さんの出演舞台「イヴ・サンローラン」に関しては、事務所が公式Twitterで「出待ちNG」のアナウンスをしました。
公式が禁止している場合なら、出待ちするとお灸をすえられることでしょう。
しかし、公式から出待ちに関して何もアナウンスがない時、ファンはどうすべきでしょうか。
出待ちは迷惑か?された感情を日常生活に置き換えて考察
出待ちに関して一番に考えるべきは「出待ちされた俳優さんがどんな気分になるのか?」だと思います。
ファンに出待ちされる気持ちを整理|歓迎より迷惑と感じる方が多い?
管理人が、もしも舞台俳優だった時、出待ちされたときの気持ちをまとめてみました。
出待ちを嬉しいと感じるケース
まずは、出待ちされてよかった・嬉しいと感じるケースです。
- ファンと直接交流できる
- 自分のことを褒めてくれる・好きな人だらけ
- 贈り物をもらえる
- 生の舞台感想が聞ける
- SNSなどで写真や評判を拡散してくれる
出待ちを拡散嬉しいと感じる一番の気持ちは、自分のことが大好きなファンと交流できることだと思います。
俳優さんの中には、出待ちしていた人と写真を撮ってくれたり、サインをくれたりなど、ファンサービスが旺盛な方もいますよね。
出待ちを嬉しくないと感じるケース
続いて、嬉しくないなと感じるケースです。
- 公演終了後で体力が限界のタイミング
- 明日も朝早くからお稽古や舞台公演がある
- この後に予定がある
- プライベートで全くお金にならない
- もらったプレゼントの安全性が確かめられない
- 勝手に写真を撮られ、SNSで拡散される
- 嫌な顔をするとファンがいなくなるかもしれない
- 道路など周囲の迷惑になる
- 体を引っ張られたりケガする恐れがある
不安な点のほうが嬉しいと感じる点よりも多く上がりました。
特に感じるのは「プライベートがない」ところでしょうか。
有名人になればなるほどこの傾向が強そうですが、実際に管理人がこの立場に置かれると仮定すると、かなりストレスです。
負の感情を自分に置き換えると「退社前にひきとめる上司」と同じ
とはいえ、管理人は俳優ではないため、実際の気持ちを知ることはできません。
そこで、出待ちが嫌だなと感じる気持ちを、私の身の回りの出来事に置き換えてみました。
- 仕事終わりに道端で見知らぬ複数人に突然囲まれナンパされる
- 次の日は朝から大事な会議があるのに、引き留められて帰らせてもらえない
- この後はデート。対応していたら遅刻しそう
- 時間外に上司が雑談をし始めた。もちろん残業代ゼロ
- すれ違った人に突然写真を撮られ、勝手にSNSに上げられる
- 帰り道に取引先の人に会った。印象よく対応しておかなきゃ…
会社員の管理人なら、このような感じになると思います。
しかも、ポイントなのは話しかけてくるのが仲のいい友達ではなく、仕事関係の人や全く知らない人だらけということです。
以上から、出待ちはしない方がよいと考えています。
「出待ち=俳優さんのためではない」いうことを認識!最低限のルール
管理人が出待ちを推奨しないとはいえ、明確に禁止ルールがあるわけではありません。
ここで大切なのは、出待ちが自分のエゴだと自覚したうえで行うことです。
人は自覚することで、行動が変わります。俳優さんをいたわる気持ちが出てくるからです。
何とかして握手しよう、写真に収めようとしていた人が、俳優さんが早く帰れるようにしよう、そもそも出待ちに行かないようにしようと変わるはずです。
自分勝手な行動で俳優さんお時間を使っているという気持ちは、出待ちOKな公演だとしても持っておくべきだと思います。
出待ち以外にも思いを伝えられる場所がある
俳優さんに自分の気持ちを伝える方法としては、以下のものが挙げられます。
- ファンレター
- 俳優さんのオフ会
- 俳優さんのSNSのコメント
ファンレターは、郵送先が決められているはずなので、指定の場所へ送付しましょう。
俳優さんが出演中の舞台を観に行っている場合は、クロークに預けておくと公演後に渡してもらえますよ。(公演や劇団によってルールが違ったり、感染症対策などもあるので、可能かどうかは公式情報をご確認ください。)
俳優さんによってはオフ会や歌会を開催している人もおり、そういう場は直接交流できる可能性があります。
また、TwitterやInstagramなどのSNSのコメント欄がある場合は、自分の気持ちをコメントするのもよいでしょう。
ファンとして応援したいなら相手の気持ちを一番に考えるべき
好きなものには熱中しやすいもの、周りが見えなくなることは仕方ありません。
しかし俳優さんのファンであるのならば、自分の気持ちよりも1番に俳優さんの気持ちを優先してあげてほしいなと思います。
今まで考えたことがなかった人は、少しだけでもいいので行動を見直してみてくださいね。
ちょっと厳しく書いてしまいましたが、様々な意見があると思うので、参考程度にご覧いただければ幸いです。
「俳優さんが喜んでくれるから来てるの!」という人もいますが、私が俳優さんならきてくれたファンを邪険に扱うことはできません。例え嫌だとしても、その場ではいい顔をします。俳優さんにとって、ファンが減るのは死活問題だからです。