- 舞台観劇に行くときに「スニーカー」を履いていくのはマナー違反にならない?
- スニーカー以外で、舞台観劇時に服装で気を付けておくことはある?
舞台観劇の服装は何がいいか、Yahoo!知恵袋などを検索すると「キレイめな服装」と書かれています。スニーカーなどの、カジュアルスタイルではだめなのでしょうか?
結論からいうと、「スニーカー観劇」は全然OKです。スニーカーによく合う、ジーンズやデニムを履いても問題ありません。
観劇時には、「スニーカー」などよりも周囲が迷惑に感じる服装や、心がけておきたいマナーがあります。
この記事では、これまで3桁以上の舞台をみてきた管理人が、「スニーカーよりもこんな人がいたら迷惑になるな…」という舞台観劇時の服装についてご紹介します。
なお、詳しい観劇時のコーディネートや持ち物リストについては、下記記事で解説しています。
Contents
スニーカー・デニム「カジュアル路線な服装」での舞台観劇ではOK
主催者から服装規定がない限りは、スニーカーにデニムなど、普段着に近い服装で観劇しても何の問題もありません。
ミュージカルに限れば、服装を指定されることはほぼなく、ドレスコードなども不要です。宝塚や劇団四季のキャッツ、帝国劇場や御園座などのミュージカルなどでも特に問題はありません。
ただし、「普段着に近ければどんな服装でも良い」かといえば、そうともいえません。
服装の中には、舞台鑑賞時に周囲の集中を削いでしまうものもあります。次からは、周囲に迷惑がられる服装3パターンを紹介します。
舞台観劇時にスニーカーより迷惑になる服装3パターン
文字に書き起こすと「それは当然でしょう?」と言いたくなるものばかりですが、意外と自分のファッションが該当しているかは気づきにくいもの。
ここからは、上記3点の具体例を紹介します。
「音が出る」舞台の服装…ジャラジャラアクセサリーやビニールガサガサ音
- ジャラジャラ音が鳴るアクセサリー類(出ないものはOK)
- バッグの中に入っているビニール袋のガサガサ音
- スマートフォンの電源を切らない人
服装からちょっと飛躍する部分もありますが、大別すると「音」にまつわるものは3つです。
①アクセサリーは、小ぶりで音が出ないものは問題ありません。しかし、動くと音がジャラジャラ鳴るものは、確実に観劇中にも音が鳴り、周りの迷惑になります。
②舞台ファンが思う「迷惑な音」として、ビニール袋のガサガサ音はダントツに多いです。劇場によっては、ビニール袋の音に限った注意喚起をしているところもあります。
③ビニール袋の音は、小さくても劇場では響きやすいもの。持参している場合は、座席下など手が当たらない場所に収納してください。
スマートフォンの音については、そもそものNGマナー。開演前に電源チェックを怠る人が多いのも事実です。
みなさんは、ぜひとも開演前のスマホチェックを忘れないようにしてくださいね。
「周囲の視界を遮る」舞台の服装…お団子ヘアやキラキラアクセサリー
- トップに高く作ったお団子ヘア
- ビジューなどがキラキラするバレッタ・ヘアゴムなどアクセサリー(後ろの人の目線前になければOK)
①まず、お団子ヘアで舞台観劇をするのはやめましょう。特別な日だからという気持ちはわかりますが、はっきり言って後ろに座った人へ迷惑です。
舞台は後方席ほど緩やかな段差がついていますが、あまりに高い位置で髪の毛を結ぶと、後ろの人は舞台が見えなくなってしまいます。
②もう一つは、意外と見逃しがちなバレッタやヘアゴムなどのキラキラアクセサリーです。
ブレスレットなどの真後ろの座席から見えない部分なら問題ありません。
しかし、後頭部に留めておくと舞台照明で反射して、周りに座った人の集中を削いでしまいます。
「臭いがする」舞台の服装…汚れまくったスニーカーや雨の日のサンダル
- あまりに汚れてしまい臭いが出るスニーカーなどの靴
- 雨の日など、臭いが出やすい日のサンダル着用
臭いが出やすい靴類は、観劇時に履いてくるのはやめましょう。こちらは、私の実体験から選定しました。
その観劇日は土砂降りの雨だったのですが、隣に座っている人はサンダルを履いていました。普段なら気にも留めませんが、その日だけは臭いが我慢できませんでした。
観劇中は離席できないため、約3時間ずっと我慢しましたが、観劇中に気分が悪くなってしまったのです…。
その人に悪気がないというのは分かっているのですが、雨の日など特に足が蒸れやすい日は、生足が出るような靴はやめるのが周囲への配慮に繋がると思います。
スニーカーを服装に取り入れて舞台観劇を楽しくしよう
- スニーカーを舞台観劇に履いてきてもOK
- ただし、汚れているなどで悪臭がするものはNG
- スニーカーよりもっと周囲に迷惑がられる服装もあるため、周囲に配慮はする
ここまでスニーカーを舞台観劇に履いてくることへの是非を解説しましたが、大切なのは「周囲への配慮ができるかどうか(=観劇マナー)」です。
スマホの電源オフの話もそうですが、前のめりにならない、上演中におしゃべりは控えるなど、基本的な部分が守れるかどうかが大事です。
そして、たとえ数万円もするドレスコードで来たマナー違反客よりも、スニーカーなどカジュアルな服でもきちんとマナーを守れる人のほうが周囲は認めてくれます。
ぜひとも、自分流のスニーカーを取り入れた観劇コーディネートで、舞台観劇をより楽しくしてくださいね。